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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第20章 運命のイタズラ

「愛してるよ!」
今はもう聞けないアズの甘い囁きが聞こえる。
アズ…。
私も貴方を愛してる。
……いい夢を見た。
重たい瞳を開いて、私はビックリする。
………っ!!
これはまだ、夢の続きなのだろうか?
それとも、幻想か何かなのか?
「サラ…会いたかった。」
瞳の前にいる愛しい人。
それはさっきまで、夢の中で愛を囁いていた愛しい人。
「アズ!!」
私は瞳の前のアズが本物なのか確認したくて、その体に触れようと手を伸ばした。
その手をアズが引き寄せて、私の体はあっというまにアズの腕の中に閉じ込められた。
お揃いの甘い香水の香り…。
少し早い心音…。
温かい体温…。
全てが愛しいアズのものだった。

