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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第21章 甘い5日間

家に入るといつもの暖かいリビングに入って、ソファーに座るようにアズに促された。
明るくて暖かいアズの家のリビングが私は好き。
いつも私を包んでくれるアズと同じ感じがして、落ち着くんだ。
「サラ、温かいジャスミンティーだよ。体冷やさないように、しばらくは冷たいのは、控えよう。」
「あっ…うん。ありがとう。」
「待って!そうだ、フゥーフゥーしてあげる。まだ熱すぎるかも。」
そう言ってマグカップを手に取ったアズが、唇をすぼめて、フゥーフゥーとジャスミンティーを冷やし始めた。
両手で握られたマグカップに アズの薄くて形のいい唇がかすかに触れている。
いつもあの唇にキスされてるんだ…。
何だかそんなエッチな事を考えてしまって、恥ずかしくなる。
頬が紅くなった私を見てアズが、マグカップを私に渡した。
「ほらっ、もう飲めると思うよ。」
「…うん、ありがと。」
マグカップを受け取りジャスミンティーを口に含む。
美味しい。
アズがフゥーフゥーしてくれたジャスミンティーは、丁度いい温度だった。
そんな私をアズが静かに見つめる。

