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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第21章 甘い5日間

アズの手が私の髪を撫でてくれているのが、気持ち良くて、私はいつしか深い眠りにおちていった。

昼寝なのに、グッスリと眠った。

いきなり退院して、涼の出張をいい事に、アズの家に来て、5日間アズと過ごそうとしている。

普通に考えたら、あり得ない事だけど、私の中では何だかこんな事をしていても、落ち着いている自分がいた。

だから、自分の家にいる時よりも、落ち着いて眠れた気がする。

こんなにグッスリ眠れたのは、本当に久しぶりで、体はずいぶんと楽になっていた。


「おはよ。」


瞳を開けた真ん前に優しいアズの笑顔があって、私の胸はキュンと鳴る。

ずっと私の側にいてくれたようで、寝る前と同じ場所にアズがいた。


「アズ、おはよ…。」


照れ臭そうにそう言うと、アズがクスッと笑った。


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