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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第22章 強まる絆

アズと料理を一緒に作ったり、アズとお風呂に入ったり、アズと一緒にテレビを観たり…。

平凡な生活なんだけど、当たり前の事が幸せで、一緒にいられる事だけで、幸せを感じていた。

好きな人と一緒に暮らせる事がこんなに幸せと感じる事が出来るなんて…。

アズと出逢わなければ、きっと感じる事は出来なかっただろう。

涼も、私を愛してくれて何不自由なく幸せな生活をしていた。

でも、仕事に忙しい涼に対して、私はいい妻にならなくてはという意識だけが高まってしまって、いつもどこか、頑張ってしまっていた。

年上の涼は仕事も完璧で、私にも優しくて。

だからこそ、私も完璧を求められているようで、自分でも気付かない内に、無理もしていた。

完璧な妻でいたいと、自分で自分のハードルをあげてしまっていたのだと思う。

それでも、アズに出逢うまでは、それが当然だと思っていた。

だから、何とも思っていなかった。

皆どこの主婦も同じだろうと思っていたから。

結婚生活とは、こんなものだと勝手に思っていたから。

でもね、アズと出逢って、それは違うんだって気付いたの。

アズと居ると普段のありのままの自分でいられる。


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