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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第22章 強まる絆

ありのままの自分をアズは受け入れてくれるし、自分もアズの前では、自然でいられる。
こんなに愛せる人は、他にはいない。
アズとの出逢いは、運命だったのだと思う。
ただ、涼を傷つけてしまう事には、やっぱり胸が痛む。
これまで私を大切に愛してくれていたのに、こんな裏切る形になってしまって…。
涼、ごめんね…。
そんな私の気持ちを察したのか、アズが優しく私を抱き締めてくれる。
離婚といっても、そう簡単に出来る事ではないって、私もわかっている。
アズにだって、色々と迷惑をかけてしまう事だってわかっているから…。
私の髪を撫でながら、アズが力強く言った。
「サラ、大丈夫。俺がいるから。俺も一緒にサラと罪を背負っていくから。だから、もう不安に思わないで。一緒にいる未来を考えていこう。」
「うん…ありがとう。」
「どんなに辛い道程になっても、俺はサラを守り抜くから、俺を愛してついてきて欲しい。」
「うん…。」

