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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第22章 強まる絆

アズと一緒に歩いていくと決めた夜。

アズと二人ゆっくりとベッドの上に横たわる。

長いようで、早かった5日間。

明日の夜には、私は一度家に帰ろうと思っている。

アズとの事を涼に話すために…。

アズは一緒に行って涼に話すと言ったけど、それは私が断った。

いきなり二人で話しに行くより、まずは私だけでちゃんと涼に気持ちを伝えたいと思ったんだ。


「サラ、本当に一緒に行かなくて大丈夫なの?」

「うん…。涼にちゃんと自分の言葉で伝えたいから。アズがいたら、多分私はアズに任せてしまいそうだから…。」

「それでもいいよ。」

「ううん。ダメ。自分でまずは、ちゃんとしたいの。」

「そうかもしれないけど、俺も心配だ。サラがまた俺から離れてしまうような気がして辛いんだ。」

「アズ…。」

「サラと旦那さんが過ごしてきた月日は、俺がサラと出逢ってからとなんて、比べものにならないくらいに、長いからさ。やっぱり別れられないって言われそうで、自信がないんだ。」

「うん…。アズが言いたい気持ちもわかるよ。私だって、正直不安な所もあるから。」


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