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第22章 強まる絆

唇を離すと、アズがはぁーっと、深く息を吐いた。

どうしたのかな？

そう思いアズを見ると、アズが静かに私の名を呼んだ。


｢サラ？｣

｢ん？｣

｢もう抱いても大丈夫？久しぶりだから、激しくなっちゃうかもだけど…。｣


体を心配してくれるアズだけど、私もアズの腕に抱かれたくて仕方なかった。

離れていた分を埋めるように、激しく愛されたい。

アズを体全部で感じたい。
これから何があっても、乗り越えていけるように、私の中をアズでいっぱいにしたい。

答えの変わりにアズの首に腕を回して、アズの顔を引き寄せる。

見つめる瞳はいつものように優しくて、それでいて、私を求める獣のように強い光を帯びていて…。

そんなアズの瞳に自分が映っていることが嬉しくて、私は静かに瞳を閉じた。

それを合図に、アズとの甘く激しい夜が、始まった。