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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第23章 嫉妬と怒り

『旦那さん帰ってきたかな?自分を信じて。』
『やっぱり俺も行けば良かったな。ごめん。』
『言うのは辛いだろうけど、俺もついてるから。』
『二人の未来のために、頑張ろう!』
『サラ、愛してるよ!』
そんな言葉がたくさん並べられていて、画面を見ながら、涙が溢れてきた。
いつでもアズは、こうやって私の事を考えてくれている。
私がしっかりしなくちゃ、何も変わらないんだから。
流れた涙を指で拭って、もう一度、よし!と自分に気合いを入れ直した。
アズ、私もう逃げないから!
ちゃんと涼と話し合って、アズのもとに行くから!
心の中で、自分にもう一度いい聞かせた。
もう大丈夫。
涼に嘘はもうつかない。
真実をしっかりと話すんだ!
自分の中で、気持ちの整理が付くと、玄関のドアが開く音が聞こえた。

