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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第23章 嫉妬と怒り

「なんだ?さっきまで、あんなに嫌がっていたのに、やけにおとなしくなったな。」

「…………。」

「俺に対する同情か?憐れみか?」

「………。」

「そんな物いらないんだよ!余計に自分が、情けなくなるだろ!でもな、今日はお前を赦さない。俺の気がすむまで、紗蘭を抱くから。」


そう言った涼の寂しげな瞳に、胸がズキンと傷んだ。

私は抵抗する事なく、涼の愛撫に身を任せていた。

こんな事で赦されるわけがない。

こんな事で、アズとの事を認めてもらおうなんて思っていない。

ただ今は、涼の気持ちが少しでも落ち着けば…。

ズルイのはわかっている。

もう私は綺麗な女ではない。

旦那を裏切って、他の男性と愛を育んで、最悪な女だ…。

涼の気持ちなんて言っているけど、本当は少しでも自分が楽になりたいだけかもしれない…。

瞳を閉じると、涙がスーッと頬を伝っていった。

激しく私の体を涼のモノが貫いていく。

涼の怒りが体全体に広がっていくような、そんな激しい律動。


「紗蘭、お前は誰にも渡さない。俺だけの物だ。」


そう耳元で囁いた涼の律動が加速していく。

それと同時に密壺の中の涼のモノが大きくなって弾けた。

私の中に放たれた涼の精液が、中で広がっていくのを感じた。

いつも、中には出さずに避妊してくれたのに…。

赤ちゃんできちゃうかもしれないのに…。


「ひどいよ…。」

「お前が俺にしてきた事に比べたら、これくらいどうって事ない事だろう…。」


そう吐き捨てるように言って、涼が部屋を出ていった。


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