この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
PM2時〜パッカー車の恋人〜
第24章 愛しているからこそ

まだどこかで、紗蘭を信じていて、浮気という事実から目を背けたい自分がいた。
話の内容は病気の事ではないという紗蘭に、俺はとうとう切り出してしまった。
紗蘭がどういう反応をするのか、それが知りたくて…。
「浮気相手の事か?」
俺の質問に対する紗蘭の表情は、驚くほどに正直だった。
明らかに動揺している紗蘭を見て、もう俺は誤魔化す事が出来なかった。
現実を見なくては。
そんな思いで紗蘭に、浮気に気づいていた事を話し出したんだ。
俺が前から何となく紗蘭の浮気に気づいていた事を知ると、紗蘭は更に動揺していた。
一度話し出したら、我慢できなくなっていた。
紗蘭を前にして、俺を騙して他の男に抱かれていたんだと思うと、何ともいえない思いが、一気に沸き上がっていた。
嫉妬と怒りにみち溢れた俺の欲望が胸の中にたぎり始めて、俺はいつの間にか、紗蘭を寝室のベッドへと運んでいた。
そう俺のこのどうしようもない欲望を紗蘭で満たすために…。

