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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第25章 負けない思い

サラの仕事が終わる少し前に、俺は約束の場所に車を停める。
これからサラと俺が進む道は、険しい道程だという事を覚悟して、この道を選んだ。
今もその事に後悔はしていない。
これからは、俺がサラを守っていくと決めたのだから。
この後、サラからどんな話を聞かされるかわからないが、どんな内容であっても、サラと別れるつもりはない。
煙草に火をつけ気持ちを落ち着かせた。
いつも以上に煙草が体にしみる。
そういえば、サラは煙草を吸わないし、俺も煙草やめようかな…。
一緒に暮らすようになったら、やめたいな。
吐き出した煙を目で追いながら、俺はそんな事を考えていた。

