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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第26章 愛し合う二人

「サラ、そんな可愛い事言わないで…。」

「お願い…アズ。私をアズで一杯にして…。」

「サラ…。わかったよ。」


散々焦らされながら、アズに愛撫された私の体は、どうしようもないくらいに、疼いてはアズを欲していた。

私から離れて避妊具を取りに行こうとしたアズの腕を引っ張るとアズが、ん?と私を優しく見つめる。


「どうしたの?」


俯く私に優しく語り掛けるアズの声。

堪らず、キュッと握る手に力がこもった。

ん?と、アズが私に体を近付けて顔を覗きこんでくる。

心配そうに見つめるその瞳は、とても優しくて、アズが好きな気持ちが、どんどん加速していく。


「ゴムつけないで。」


やっとの思いで言った私の言葉に、アズは驚いていた。

何も返ってこない言葉に、心配になって、私は更に続けて言う。


「アズを直に感じたいの…。お願い…。」


俯いたまま、必死に言った私の言葉に、相変わらずアズは、何も返事をくれない。

怒らせてしまったの?

長い沈黙が、そんな不安を膨らませていった。

アズ…。

何か言って…。

泣きそうになるのを我慢して唇を噛むと、アズがその唇を指で優しくなぞった。


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