この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
PM2時〜パッカー車の恋人〜
第27章 妻の男

最寄り駅に着いて電車を降りて、地図を片手に歩く。

男の家に行く間に、紗蘭が幼少期に過ごした場所をゆっくりと歩いてみる事にした。

紗蘭がよく行っていたという駄菓子屋さんを曲がり、商店街をしばらく歩くと、紗蘭が通っていた小学校が見える

ここで紗蘭は、何年間か過ごしたんだな…。

子どもの頃も、可愛かったんだろうな…。

そういえば、紗蘭の子どもの頃の写真とか見た事なかった。

見たいと思って、紗蘭に言う事もなかったし、過去に興味がなかったからかもしれない。

でも、紗蘭の昔があるから、今の紗蘭がいるわけで、どうでもいい事ではなかったんだ。

こうして、紗蘭の昔を想像し、紗蘭から昔話を聞く事も、大切だったんだな。

風に乗って運ばれてきた汐の香りを感じながら、俺は小学校をジッと眺めていた。

更に真っ直ぐ歩いていくと、海の公園の入口についた。

ここが、紗蘭が潮干狩りしていた所か。

平日のお昼前のこの時間は、のんびり犬の散歩をする人や、ランニングする人等、それぞれの人がマッタリした時間を過ごしている。

穏やかな所だな。

何だか癒される。

のんびり公園内を散策しながら、俺は紗蘭が潮干狩りをしていた砂浜へと、足を運んだ。


/312ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ