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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第8章 動物園

その言葉に導かれるように、私は車の中へと入っていった。
中で待っていたアズは、私が入るとすぐに優しく私を抱き締めた。
私の髪に顔を埋めるアズが可愛い。
「あっ…今日サラ、甘い香りがするっ。いい匂い。」
クンクンと首筋あたりの香りを嗅がれて、胸がキュンとなる。
アズの息が首筋にかかって、体がピクンとなった。
やだっ…感じちゃう…。
私もアズのシトラス系の香りを感じながら、アズの腕の中で、体が熱くなるのを感じた。
「サラ…。今すぐ抱きたいけど、今はおあずけ。あとでゆっくりサラの事、もらうから…。」
「っ……!」
そう言って私の髪を撫でると、アズが体を離した。

