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びっちカノジョ 【2期目】
第5章 Scene.04
明らかに端から見ても、体格差で無理があると思える光景。
ひょろっとした山賊に対して、ムキムキ筋肉質の二メートルはある十数人の獣人。
「……なかなかやるわねぇ……」
体力が漲ってきたというヤスの言葉。
ソレを現すかのように、ひょろっとした体型を生かして、獣人よりも更に素早い動きで翻弄していた。
「…何だか…自分の体じゃないみたいっス」
「話す余裕まであるとか………」
斧を振れば、何気に一撃で倒していく。
そんなに力強かった筈じゃ無いのに、瞬く間に獣人の数が減っていく。
「って、姐御、後ろっ!?」
「えぇっ!?」
ヤスの頑張りを突っ立って見ていたら、いつの間にか背後に迫られていた。
流石にアタシじゃ敵わない。
スケスケV字型水着にミュール履きじゃ、防御力は無い。
離れた場所に居るヤスが助けに来る前に、ヤられるのは確実。
逃げる暇なんてある訳も無く、立ち尽くすしかなかった。
「ウガァッ!?」