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びっちカノジョ 【2期目】
第5章 Scene.04
「ハァッ…ハァッ…ハァッ」
息も荒く草原に大の字に横たわるヤス。
その傍らには、何故か獣人たちが山積みにされている。
「ご苦労さまぁ」
顔の傍に膝を揃えて屈み込む。
スライムは獣人の小山の上でポヨンポヨンと跳ねていた。
「はぁっ…流石に…キツいっス………」
「アンタならやれると信じてたわっ」
「どっから…ハァッ…そんな確信持てたのか…分からねぇっスけど………」
「アタシも良く分からないけどねぇ」
豪邸に攻め込んできた獣人たちを相手にした時は、それなりに対抗たけど最後は伸されたヤス。
それでも、何故か今は負けるとは思えなかった。
「根拠無いじゃねぇっスか………」
「まぁ、勝てば良いのよぉ………あら」
「アッシも……ハァッ…何故か…負ける気はしなかったっスけど……って………」
「もぉ……ヤスったらぁ」
「ち、違っ………」
大の字になっているヤス。
息は落ち着いてるものの、まだ動けない様子。
それなのに、腰巻きの一部は高く盛り上がっていた。