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第6章 Scene.05

　
「とにかくぅ………どうしたいのかしらぁ？」

　発情しかかってるアカネ。

　あんまり女の子同士に興味は無いんだけど。

「も、もう少ししたら……ﾝｯ……治まる……ﾝﾊｧ………筈よっ」

　艶のある声を吐き出されたら説得力ない。

「シュウでも呼んでこようかぁ？」

　何処に居るのか知らないけど。

「な、何でアイツなのよっ」

　更に顔を赤くさせる。

「何でって………」

　それこそ何でなんだろ。

　端から見ても相思相愛なのに。

　パコパコハメハメすれば良いのに。

「と、とにかく……ﾝﾌｩｯ……アイツは………」

「はいはい」

　更にモジモジ。

　開けたマントから、メスの匂いがプンプン。

　鼻が良くなったのか分からないけど、確実にアカネは発情してる。

「それじゃあ………」

　傍らで岩に向かって、ぽよんぽよんとアタックを繰り返してるスライムの姿が目に飛び込んだ。

　柔らかボディで岩に勝てると思ってるんだろか。

　ムダな攻撃を繰り返してるスライムを両手に持つ。

「この子………貸してあげるわよ」

「…す、スライムぅ？」


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