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びっちカノジョ 【2期目】
第6章 Scene.05
 
 キュッと括れたウエストの方から、‘くぅぅぅ’と音がした。

 そう言えば、何も食べてない。

 ヤスとズコバコハメまくってから、どれくらい経ったのかも分からない。

 満たされない空腹感。

 食べ物を摂っても、満たされるのは数時間。

 ヤスみたいな他人種の精液をナカ出しされれば、それよりは長く持つ事は分かってる。

 キョロキョロ辺りを見回す。

 陽射しの下にあるのは、綺麗な川と木々の緑色。

 アタシ以外に動く物が見当たらない。

 ‘くぅぅぅ’と鳴るお腹。

 膝を折り曲げて川面を覗き込む。

 魚の姿なんて無かった。

 細面でやや垂れ目で、唇の左側の口元にホクロがある、肩まで伸びたピンク髪のスケベオンナの顔しか映ってなかった。

「…まぁ……居たところで……アタシに獲れる訳ないんだけど………」

 運動神経も反射神経もダメダメなのは認める。

 体力も無い。

 えっちの時は別だけど。

 えっちなテクニックならお任せなのに、この場面じゃ使いようが無い。

「アタシって………単なるヤリマンビッチな…だけだよねぇ………」

 今更ながらに思ったりなんかする。
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