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びっちカノジョ 【2期目】
第10章 Scene.09
 
 角や骨の山の前に腰を下ろして分別を始めようとした時ッス。

 直ぐ近くで聞こえた悲鳴。

「あ………イヤぁっ」

 顔を向ければ若い女。

 褐色の肌に防御力が全く無さそうな真っ赤なビキニアーマー。

 剣を持っている手と内股になってる足がガタガタ震えてるッス。

「な、何で…こんな所に………」

 視線を追ってみたら、アッシの脇に居るオークに辿り着いたッス。

「戦士にジョブチェンジしたばっかなのにぃっ」

 だろうッスね。

 モンスターを前にして、震えてる戦士なんて初めて見たッス。

「こんな事なら踊り子続けてるんだったぁっ」

 確かに、姐御に負けず劣らずの体付きをしてるッス。

 押さえ込まれた胸の谷間も近いモンがあるッス。

 括れた腰にスラリと長い脚。

 その肉感なら、きっと売れっ子の踊り子だったッスね。

「きっと連れて行かれて………良いように滅茶苦茶にされちゃうんだわっ」

 腕を巻きつけて身悶えるから、更に胸の谷間が深くなってるッス。

 姐御には負けてるッスけど。

「確かにアタシの体は男をホイホイ寄せ付けちゃうけどぉっ。いくら何でも、山賊のオモチャにされるのはイヤぁっ」

「アッシッスかっ?!」
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