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びっちカノジョ 【2期目】
第3章 Scene.02
アタシの言葉に、慌てて立ち上がって駈けていくシュウ。
マントを翻す後ろ姿に溜め息。
「追い払うような真似して……。大概、アンタも素直じゃないねぇ」
「まぁ、これがアタシ…だしぃ」
ニコニコとしたおばさんから目を逸らす。
「ホントは一緒に行きたいんだろよ、あの二人も。
…アンタもさ」
どっこいしょとシュウが座っていた椅子にドカッと座るおばさん。
「べ、別に…アタシはぁ………」
「隠さなくって良いよ。金に無頓着なアンタが、あんなにオトコに抱かれて稼ぐのもアイツらの為なんだろ?」
「そ、そんな事ないわよ? アタシだって欲しい物くらい有るしぃ。それに、ヤりたいからヤりまくってるだけでホントはタダでも良いんだけどぉ。それだと、オトコ達も示しがつかないって言うから、仕方なく貰ってるだけよ、仕方なくっ」
「はいはい。建前は分かったさね」
ニヤニヤ顔がムカつく。
これがシュウとかリュウジだったら手が出てるトコなのに。
「で、ホントはアンタも行きたいんじゃないのかい?」