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びっちカノジョ 【2期目】
第3章 Scene.02
 
「で、何なの…これ」

「…扉っス」

「……それは分かるけど……」

 てっきり、あの豪華な門がガーッと開いて、そこから旅の第一歩を踏み出すモンだと思ってた。

 ヤスの後に着いてけば、牛やら鶏やらの飼育小屋が建ち並ぶ裏庭。

「…門はアッチよね?」

 何故か豚小屋と羊小屋の間へと進んだと思えば、塀に取り付けられた古い木製の扉があった。

「まぁ、こっちの方が都合が良いっス」

 頭の上には『?』しか浮かばない。

 それでも、ヤスに着いていくしかなく、扉を通り過ぎた。

 冷たい空気が肌を撫で付けてくる。

「大丈夫だと思うけど、頭気を付けて下さいっス」

 アタシより身長のあるヤスが直立しても余裕が有る空間。

 扉を開ければ、そこは岩肌も剥き出しの洞窟だった。

「…これ…」

「あぁ。昔、アッシらが掘ったっスよ」

 疑問をクチに出す前に察したヤスの言葉。

「その割には………ねぇ………」
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