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びっちカノジョ 【2期目】
第3章 Scene.02
 
「コレを開ければとうとう………」

 此処までの安全が確保された洞窟とは訳が違う。

 どんな生物が待ち構えているか分からない未知の領域が扉の向こう側にある。

 これからが旅の本番。

 自然と鼓動が速まっていく。

 扉を押す手が微かに震える。

「何やってるッスか? さっさと行くっスよ」





 後ろから伸びてきた手が、アッサリと扉を開けた。

 アカネじゃないけど、手が出ちゃう気持ちが分かったかもしれない。

「な、何でっスかぁ………」

 タンコブが四段重ねになった頭を押さえる、涙目のヤス。

 ウルウルと上目遣いに見られても、やっぱり萌えない。

「もう、良いから行くわよ」

 明るい陽射しが射し込んできた扉を潜れば、アタシの脚は自然と止まった。

「如何したッスか? 早く行きましょうっス」

 ヤスの隣で暫し茫然。

 此処までこの世界がおかしいと思わなかった。





 もう、町中に着いてるとか有り得ない。
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