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びっちカノジョ 【2期目】
第3章 Scene.02
「町中に姐御居ると危ないっスから」
どれだけ危険視されてるんだアタシ。
そんなヤスの一存で、町外れの古びた宿屋に宿泊。
まだ早い時間でもあったので、外を散策してみた。
とは言っても何も無い。
町外れも良いトコで、目の前に広がるのは所々にゴツゴツした岩が有るだけの平原。
見渡す限りの平原。
「危ないからって…。隔離しすぎでしょ………」
「念には念を入れるのに間違いは無いっス」
ジロッと睨んでも平然とした態度のヤス。
ヤられる時は泣き言ばかりなのに、こういう時は不貞不貞しくなる。
「だからってさぁ………」
オトコが居ない宿を探し出した執念には、流石に一歩引いた。
「もしかして…アタシが他のヤツとヤるのがイヤなのかしらぁ?」
「そんな事はねぇっス! アッシの身代わりになってくれるなら大歓迎っス! 今の姐御はヤバすぎるんで、ヤられると思うと偲ばれないっスっ」
あまりの熱弁にちょっとショックだった。