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明治鬼恋慕
第7章 血の華

森の中に入った焔来は、道ではない急斜面を駆け降りる。

途中、枝に止まっていた雀( スズメ )の群れが一斉に飛びさって木々を揺らした。


「…っ…待って! ハァ、焔来!」

「──ッ」


リュウが大声で呼び止めたその時

脇目もふらず走っていた焔来の首から、リュウが作ってくれた花の首飾りが滑り落ちた。


「……ぁ」


それに気付いて焔来の足も止まった。

振り返り、地面に落ちたまま取り残された首飾りに目をやる。

すると、すぐにリュウが追いついてきた。



「ハァ、ハァ…」

「リュウ…っ」


息を切らしたリュウは、首飾りには目をくれず真っ直ぐ焔来を見ていた。



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