この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
明治鬼恋慕
第16章 吐露


「嘘だよ!」

興奮した様子のリュウは、自分の怪我のことも考えずに声を張り上げる。

それから苦し気に胸を押さえ、嗚咽まじりに呻いた。


「…ぅ…ッ──どうして…そんなに…!!」

「これは嘘じゃない! リュウ、信じろ!」

「…信じる…!? 無理に決まってるでしょう?…っ…あの時の約束も──ゆび切りも、焔来は守らなかったじゃないか……!!」

「……っ」

「……僕を嫌いにならないって、…あの 約束はどこにいったの? 何度 僕を…っ 裏切る、の」






....




『 嫌いなわけないだろっ。嫌ったりしない 』


『 本当に?……約束してくれるの? 僕を裏切らないって 』


『 する! あーもう、手を貸せよ 』






あの時の幸福を──


どうしてそこまでして、叩き壊すの






「──…っ……カハ! ッ──ハァっ、ハァっ……フ、そう……だよね。君は約束を…破ったんだ…!!」


「……リュウ、あの約束はっ」


「駄目だよ…っ…許せない。もう僕は…何ひとつ期待なんてしたくない……」




/329ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ