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明治鬼恋慕
第7章 血の華


氷のような目で

リュウは殺した相手を見下ろした。


「醜いうめき声……わざわざ声帯を狙ったのに」


峯( ミネ )を使って動かなくなった男を横に転がす。…まるで汚れ物を扱うように。

そして刀を構え直すと、嗜虐的な笑みを浮かべて野党たちを見回した。


「…手っとり早く静かにさせるには、やはり首を切り落とすべきかな」

「お、お前ッッ! ふざけんなぁぁ!」

「やりやがったな!!」


一瞬で仲間を殺された相手は怒号の叫びでリュウに飛びかかった。


三人分の切っ先が彼を目掛けて振り下ろされる。



「‥は‥!?」

「うわぁぁぁ!」



しかしリュウは身軽にそれらを退け、ひとりの首に容赦なく刀を振り下ろす。



身体を離れた " 頭 " が飛ばされ

リュウの望む通り、最期の声さえあげられずにボトリと花に埋もれる。

代わりに場を支配したのは、それを見た仲間たちの叫び声だ。



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