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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第11章 睡眠姦 編 3-1  
「美奈君、そう言うことなら私も今日は大人しくしているよ。その代わりと言うわけではないが、今回良い思いをさせてもらっているお礼にボーナスを奮発しようと思うんだが、その件で9時に私の部屋へ来てくれ。待っているぞ」

深澤は、言いたいことだけ言っていきなり通話を終了してしまった。

「えっ?理事長・・・理事長!」
呼びかけても終了音が聞こえるだけだった。

どうしよう・・

美奈は溜息をついた。
ドアを開けることなく部屋の中に戻り、椅子に腰かけて脚を組んだ。背もたれに寄りかかり天井を見つめる。

今更他の女の子で、って言っても理事長の事だから聞く耳を持たないだろうなぁ・・・
薬のVer2.0の開発の話を持ちかけて、開発費をオネダリしてみようかな・・・もう出来上がっているとは思わないだろうし、Ver1.0を加奈ちゃんで体験して随分満足しているみたいだから、今がいいタイミングかも・・・

よし!決めた!

美奈は立ち上がると今日の夜、理事長の部屋を訪ねることを決心した。

多分・・・私に迫ってくるだろうけど、かえって好都合だわ・・・
焦らして焦らして開発費もボーナスもたっぷり搾り取ってあげるから・・・
でも押し切られちゃったら・・・

ふふっ・・・含み笑いをしながらドアに向かって歩き出した。

その時は成り行き任せでいいわ・・・理事長も嫌いなタイプじゃないし・・・

自分の部屋に向かいながらお金の事、着ていく服の事、あれこれ考えているうちに美奈は軽やかな足どりになっていった。






録画が再開されたことを示す赤いランプが数回点滅し、美奈が見ていたモニターには再び加奈の部屋の様子が映し出された。
人感センサーにより、シャワーを浴びて部屋に戻った加奈の動きで、録画が始まったのだ。
バスタオル一枚を身体に巻きつけただけで、髪の水分を取りながらベッドに腰掛けると、加奈はふうっと一息ついた。
シャワーの水流が乳首やウェストは勿論、お尻や下腹部に当たると声が出てしまうくらい感じてしまう。
タオルで擦っても同じだった。
オナニーしたい・・・そんな思いを我慢してなんとか身体と髪を洗い終えたのだった。

ボディローション・・・塗らなきゃ・・・でも・・・

乾燥肌を守るため、家でいつも塗っているローションをホテルにも持ってきていた。
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