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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第11章 睡眠姦 編 3-1  
男の視線で全身を弄られる様に見られることが好きな美奈は、本当は深澤の視線を気持ちよく感じながらも、わざと視線を外しモジモジした素振りをして見せた。

視線が顔から胸の膨らみに移動し、ウェストから腰へ、更にスカートの裾から覗くロゼワイン色のストッキングに包まれた脚へと移動する。
恥ずかしがっている風を装いしっかりと見させてあげる。

満足したのか深澤がソファに座る事を勧めてくれ、美奈の水割りを作り始めた。
軽く乾杯をした後、グラスに口を付ける美奈の唇をじっと見つめながら、深澤もグラスを傾ける。

急に美奈が着ているワンピースを褒めはじめた。

「普段の白衣姿とは違って、私服はセクシーな服が多いのかな?」
「えっ?そんな、セクシーな衣装じゃないですよ。でも、そう見えます? 」
スカートの裾を引っ張って膝や太腿を隠そうとする仕草で、逆に深澤の視線を引き付ける。
彼の視線を恥ずかしがって見せながら、真面目な声で聞いた。

「あの・・・ボーナスのお話じゃ、無かったんですか?」
視線を、美奈の脚から顔へ戻し深澤は身を乗り出して言った。

「もちろん!いやぁ加奈ちゃんと過ごした夜が忘れられなくてね。今日は残念だったが、明日は宜しく頼むよ」
「はい、でも優しくしてあげてくださいね。彼女、まだ17歳ですから」
「わかっている。まあ薬の効果もあるんだろうが、意識が無いのに性的な反応は通常時より感じてしまう、なんて本当に楽しめたよ。そのお礼を是非させてもらいたくてね」

深澤はもう一度乾杯を要求した。

「で、こうして来て貰ったわけだ。おっ、いい飲みっぷりだね。もっと濃い方がいいかな」
美奈はそれは断ったが、さりげなく深澤は濃い目に作って2杯目のグラスを差し出した。
また乾杯をして彼女に飲ませる。

「酔ってしまう前にお話があります・・・ふぅ・・・」

早くもお酒がまわりだしたような振りをしながら、美奈は契約として文書にして欲しい事、口座への振り込みをこの場でして欲しい事、また薬を進化させて次のバージョンを作る計画を話し始めた。

「相変わらずしっかりしているね、美奈君は。勿論ちゃんと文書にして残しておこう。
振り込みもここで済ませるよ。ところであの薬の次のバージョンとはなんだね?」

早速食いついてきた深澤の顔を見ながら、美奈は少しだけ目をトロンとさせてみる。
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