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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第11章 睡眠姦 編 3-1  
項にまるで生き物が這っているような湿度と動きを感じながら、後ろの深澤に身体を預ける様に仰け反ってしまう。

やだっ、お酒のせい?・・・こんなに感じちゃうなんて!・・・
でも、金額を入力しなきゃ・・・

「いや・・・いや・・・あっ・・・」

今までの経験よりも感じてしまい、短く声を漏らしながらも、美奈は落ち着いて考えようとした。

できるだけ高い金額を入力してやるんだから・・・

9桁の金額がダメだったから、そこから少しずつ下げていけばいいはずだった。
でも考えている内に深澤は調子に乗ってどんどん攻めてくるだろう。
ある程度のことは覚悟はしてきたが、実際にその場になると深澤に感じさせられるのを戸惑う自分がいた。

身体はお酒のせいか、すでに火照っているように熱くなっている。
深澤からのうなじへの刺激が、それに拍車をかける。

「んっ んっ だめっ です・・・」

お腹に回されている手をほどこうとするが、ビクともしない。
深澤が、チュッチュッと吸い付く恥ずかしい音を首筋で立てたかと思うと、舌で舐め上てくる。

あんっ・・・早く入力しなきゃ!・・・

美奈は8ケタにして、できるだけ高い金額を素早く入力し、振込ボタンを押した。
結果はまた拒否をされる。

不意に耳元で低い笑い声が聞こえて、それだけでも美奈は感じて肩をすくめた。
舌の先で耳の中を悪戯され、耳たぶをしゃぶられてから甘噛みをされる。

「やっ あん・・・やめてっ・・・」
「そうやって、少しずつ金額を下げていくつもりなのか?まあ、夜は長い。こちらもそのぶん楽しませてもらうよ」
「くぅっ ああっ いやぁっ・・・」

ジュルジュルと音を立てて耳たぶをしゃぶられ、舌先で中を突かれる。

こ、腰に響いちゃう!耳は弱いのに!・・・入力終わらせないと・・・

はぁはぁと喘ぎながらスマホを掲げて、8ケタ目の数字を少し少なくしてみた。

お願い!振り込まれて!・・・

願いも虚しく、アラーム音と共に表示された拒否の言葉に、頭を振った。

気が付けば美奈は深澤の胸に力なく身体を預けていた。
身体を固定していた腕の力は緩み、焦らすようにウェストや脇、お腹を撫でまわしている。
身体が下にズレた分、スカートの裾が捲れ上がり太腿がほぼ露出してしまっていた。

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