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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第11章 睡眠姦 編 3-1  
慌てて裾を直そうとするが、逆に深澤の手でパンスト越しのパンティが見えるくらい捲られてしまう。

「やっ! だめっ・・・」

ロゼワイン色のパンストに包まれた女性らしい腰周りと太腿からふくらはぎへ、そして締まった脚首へと続く綺麗な脚線を見て、深澤の興奮度が増したのは明らかだった。

腋の下から回された両手が、美奈の胸の膨らみを包んだと思うと、リズムよく揉み始めた。
同時に唇と舌を首筋に這わせてくる。
我慢して抑えていても、美奈の艶っぽくなり始めた声が漏れてしまう。

いい声だ・・・演技ではない本気で感じている声・・・か・・・
加奈ちゃんの切羽詰まった、感じてしまってどうしようもない、余裕の無い喘ぎ声もいいが・・・
美奈のまだ余裕のある、もっと感じることが出来る奥行きを感じさせる喘ぎ声も、いいじゃないか・・・

深澤が美奈の声に触発され、ワンピースの上から乳首の位置を探り当てると指先で擦る。

「あっ あっ ああっ くぅっっ はぁっっっ・・・」

落としそうになったスマホを必死で握り直した仕草が可愛い。

じっくり責めてやるか・・・

深澤は興奮していてもHな経験が豊富なだけあって、自分の欲望を優先せずに美奈の気持ちを昂める事に集中していた。
しかも相手の性格や嗜好を読んで、それに合わせた責め方をしている。

美奈もこの部屋に来た時点で誘われる覚悟はしてきているはずだった。
ただその時になっても、そんなつもりは無かったと自分に言い訳したい、という小さなプライドから心が戸惑っているだけなのだ。
だから彼女がされたいと思っていることを順序良くしてあげれば、大して抵抗にあわずに進められる。

そして少しでもお金を余分に引き出したいと思っていることも分かっていた。
控えめなセクシーさを見せてきたのも、こちらの気持ちを煽って、なびかせる積りだったのだろう。
そこでボーナスの金額を美奈自身に決めさせることにした。
限度額を決めておけば必要以上に引き出されることは無い。
それがいくらか分からないから、少しでも高く振り込ませたい彼女は身体を触られながらでも、金額を慎重に入力していくだろう。
だから、触られてもしょうがない、と彼女の中で言い訳が出来ることになる。

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