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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第4章 凌辱編 1-1
少しずつだが英玲奈も納得し始めている様だった。
鼻をすすりながら、絞り出すような声で話した。
「わかりました・・・しっかり謝ります」
その言葉を聞いて3人の男たちは微かにだが、同
時に鼻で笑った。
その場の空気感が一瞬で変わったことを、英玲奈
は感じ取った。
赤い目を見開き、戸惑いの表情を浮かべるが、構
わず教頭は続けた。
「もう少し詳しく話しましょうか?」
教頭が英玲奈の両肩に手を当てたまま、座る様に促
した。
半ば強引にソファに座らされると、目には怯えてい
る色が現れ始めた。
英玲奈の後ろに回って肩に両手を置き、教頭は言っ
た。
「お姉さんが、5人しか選ばれない難関大学の
推薦枠に選ばれたのは知っているね。
でも、君のおかげでそれがダメになったら、お姉さ
んは悲しむと思わないか?」
英玲奈がハッとして顔を上げた。
教頭を振り返えり、訴える。
「そんな・・・おねえちゃんは関係ないじゃない
ですか!そんなの、酷い」
今までと違ってはっきりした声で抗議した。
突然、ドン!と机をたたく音がして、英玲奈の身体
がビクッと撥ねた。
教頭が肩を掴み、校長の方を向かせる。
「犯罪者の身内を大学に推薦することが出来る訳
無いだろ!」
優しかった話し方とは打って変わって、有無を言わ
さない迫力ある声で告げる。
「だからね、警備員さんの納得する方法で誠意を見
せるんだよ。いいね?」
今度は気味が悪いほど優しい言い方で、校長は聞い
てきた。
「・・・誠意って・・・なんです か?」
俯いたまま、小さく弱弱しい声で、呟くように英玲
奈が口を開いた。
その返事を聞いた警備員がすぐに言葉を繋げる。
「そこまでおっしゃるなら・・・しかし、私も仕事
ですから、まだ確認すべきことがあるんですよ。そ
れが問題ないなら、見逃しますよ」
明るく爽やかな声で校長に告げる。
「それはなんだね?」
校長の問いに真面目な顔で答えた。
「他に万引きしたものが無いか、確認します。
それで問題なければ、今回は許しましょう」
「わかりました。ありがとうございます」
返事をしたのは教頭だった。
会話に付いていけず、何が起こったのか分からない
内に、英玲奈の左右の手首は教頭に握られ、素早く
万歳をするように、上に持ち上げられてしまった。
ソファに座らされたままで動けなくなった英玲奈。
鼻をすすりながら、絞り出すような声で話した。
「わかりました・・・しっかり謝ります」
その言葉を聞いて3人の男たちは微かにだが、同
時に鼻で笑った。
その場の空気感が一瞬で変わったことを、英玲奈
は感じ取った。
赤い目を見開き、戸惑いの表情を浮かべるが、構
わず教頭は続けた。
「もう少し詳しく話しましょうか?」
教頭が英玲奈の両肩に手を当てたまま、座る様に促
した。
半ば強引にソファに座らされると、目には怯えてい
る色が現れ始めた。
英玲奈の後ろに回って肩に両手を置き、教頭は言っ
た。
「お姉さんが、5人しか選ばれない難関大学の
推薦枠に選ばれたのは知っているね。
でも、君のおかげでそれがダメになったら、お姉さ
んは悲しむと思わないか?」
英玲奈がハッとして顔を上げた。
教頭を振り返えり、訴える。
「そんな・・・おねえちゃんは関係ないじゃない
ですか!そんなの、酷い」
今までと違ってはっきりした声で抗議した。
突然、ドン!と机をたたく音がして、英玲奈の身体
がビクッと撥ねた。
教頭が肩を掴み、校長の方を向かせる。
「犯罪者の身内を大学に推薦することが出来る訳
無いだろ!」
優しかった話し方とは打って変わって、有無を言わ
さない迫力ある声で告げる。
「だからね、警備員さんの納得する方法で誠意を見
せるんだよ。いいね?」
今度は気味が悪いほど優しい言い方で、校長は聞い
てきた。
「・・・誠意って・・・なんです か?」
俯いたまま、小さく弱弱しい声で、呟くように英玲
奈が口を開いた。
その返事を聞いた警備員がすぐに言葉を繋げる。
「そこまでおっしゃるなら・・・しかし、私も仕事
ですから、まだ確認すべきことがあるんですよ。そ
れが問題ないなら、見逃しますよ」
明るく爽やかな声で校長に告げる。
「それはなんだね?」
校長の問いに真面目な顔で答えた。
「他に万引きしたものが無いか、確認します。
それで問題なければ、今回は許しましょう」
「わかりました。ありがとうございます」
返事をしたのは教頭だった。
会話に付いていけず、何が起こったのか分からない
内に、英玲奈の左右の手首は教頭に握られ、素早く
万歳をするように、上に持ち上げられてしまった。
ソファに座らされたままで動けなくなった英玲奈。