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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
心愛の胸の膨らみを意識しないようにすればするほど、視線が引き付けられてしまう。
京一は無理をして心愛の目を見つめながらお礼を言い、彼女も照れくさそうに頷いた。
「来たっ!バスが来たよ!」
梨乃の明るい声に全員の目が輝き、口元が綻ぶ。歓声をあげて笑いあう。
この旅行は、父親が所有する別荘が夏休みに使えることになった琢磨が、普段から仲の良い俊と京一を誘い、更にお互いの彼女を連れて行こうと提案したものだった。
彼女同士がそれぞれ仲が良かったこともあり、思っていたよりもすんなりと実現した。
仲良く手を繋いでバスに乗りこんだ3組のカップルは、2人掛けの席に座ると一様に見つめ合い、笑顔をかわした。
誰もが心待ちにしていた今日から始まる1週間の旅行に、それぞれが期待に胸を膨らませていた。
バスと電車そして新幹線、さらに電車にバスと乗り継いで目的の別荘に着いた時には16時を過ぎていた。
移動の疲れで全員の口数は少なくなっていたが、別荘を見た途端に女の子達のテンションが上がっていく。
「素敵!洋館風の別荘なんだね!」
「玄関のドアが大きい!ドラマに出てきそう!」
「周りの雰囲気も最高!林に囲まれててロマンチック!」
目がキラキラと輝きだして、元気さを取り戻した女の子達に比べて、俊と京一は圧倒されていた。
「すげえな・・・」「うっうん・・・」
想像していた以上に大きな洋館風の建物はお洒落な外観だが、どこか気取った雰囲気を持っていて、使う人たちを値踏みする様に見つめている気にさせる。
琢磨が何事もないように玄関の大きな扉に近づいていって、両手で引き開けた。
中に入ると琢磨以外の5人がそろって声を上げる。
吹き抜けの玄関と天井の高いリビング、アンティークな家具も統一されている。
あらかじめ決めておいた通りに1階を男子が2階を女子が使うため、全員疲れてはいたが、それぞれ分かれて部屋等の掃除をし、夕食は外食で済ませた。
なんとかのんびり出来るようになったのは、20時近くだった。
後は寝るまでの間6人で遊べると、1階のリビングで意気込んで待っていた琢磨たちに、2階から降りてきた梨乃達はやや疲れた表情で言った。
「ねぇ?今日はもうお風呂に入って休んでもいい?ちょっと疲れちゃったから」
「それにね・・・明日は海へ遊びに行くでしょ?だから今日は休んでおきたいの」
京一は無理をして心愛の目を見つめながらお礼を言い、彼女も照れくさそうに頷いた。
「来たっ!バスが来たよ!」
梨乃の明るい声に全員の目が輝き、口元が綻ぶ。歓声をあげて笑いあう。
この旅行は、父親が所有する別荘が夏休みに使えることになった琢磨が、普段から仲の良い俊と京一を誘い、更にお互いの彼女を連れて行こうと提案したものだった。
彼女同士がそれぞれ仲が良かったこともあり、思っていたよりもすんなりと実現した。
仲良く手を繋いでバスに乗りこんだ3組のカップルは、2人掛けの席に座ると一様に見つめ合い、笑顔をかわした。
誰もが心待ちにしていた今日から始まる1週間の旅行に、それぞれが期待に胸を膨らませていた。
バスと電車そして新幹線、さらに電車にバスと乗り継いで目的の別荘に着いた時には16時を過ぎていた。
移動の疲れで全員の口数は少なくなっていたが、別荘を見た途端に女の子達のテンションが上がっていく。
「素敵!洋館風の別荘なんだね!」
「玄関のドアが大きい!ドラマに出てきそう!」
「周りの雰囲気も最高!林に囲まれててロマンチック!」
目がキラキラと輝きだして、元気さを取り戻した女の子達に比べて、俊と京一は圧倒されていた。
「すげえな・・・」「うっうん・・・」
想像していた以上に大きな洋館風の建物はお洒落な外観だが、どこか気取った雰囲気を持っていて、使う人たちを値踏みする様に見つめている気にさせる。
琢磨が何事もないように玄関の大きな扉に近づいていって、両手で引き開けた。
中に入ると琢磨以外の5人がそろって声を上げる。
吹き抜けの玄関と天井の高いリビング、アンティークな家具も統一されている。
あらかじめ決めておいた通りに1階を男子が2階を女子が使うため、全員疲れてはいたが、それぞれ分かれて部屋等の掃除をし、夕食は外食で済ませた。
なんとかのんびり出来るようになったのは、20時近くだった。
後は寝るまでの間6人で遊べると、1階のリビングで意気込んで待っていた琢磨たちに、2階から降りてきた梨乃達はやや疲れた表情で言った。
「ねぇ?今日はもうお風呂に入って休んでもいい?ちょっと疲れちゃったから」
「それにね・・・明日は海へ遊びに行くでしょ?だから今日は休んでおきたいの」