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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
梨乃に続いて沙紀も少し怠そうな表情をして言った。
更に心愛も続く。

「移動が長かったから、それもちょっと辛かったの。いいよね?」

遊ぶことしか考えていなかった俊たちは、明らかに朝よりもテンションが落ちている女の子達からそう言われれば、頷くしかなかった。
それに確かに明日は6人で近くの海水浴場へ遊びに行くことになっている。

だから、疲れは取って置いた方が良いだろう・・・

そう思った俊が立ち上がって大げさに頷きながら言った。

「もちろん疲れたなら休んでくれよ。早く言ってくれれば掃除とか俺たちでやったのに・・・」
「そうだよ、それに団体行動しなきゃいけない訳じゃないからさ、休みたいときに休んでいいんだよ。お風呂も洗ってあるから先に使ってよ」

女の子達3人を同じように見ながら、京一も声をかける。

「うん、ありがと。それじゃ、先に入ってくるね」

心愛の笑顔につられて、京一達は笑顔で頷いた。
沙紀と梨乃もありがとうと言い、そそくさと3人揃ってバスルームへ向かった。

が、途中で梨乃が急に振り返り男子たちの顔を1人ずつ見た後、真剣な目をして言う。

「・・・覗かないよね?・・・」

6人共黙り込み、誰ともなく目が合う。
少しの沈黙の時間の後、琢磨が言った。

「大丈夫だ。俺が2人を見張っているからさ」
「はぁ?それが一番危ないと思うけどな!」
「おれが見張った方が安心だぞ!」
俊が笑いながら言い、京一も突っ込む。
全員に笑顔が戻った。

「ずっとここにいるよ。約束するよ」

優しい言い方をした琢磨に梨乃達はニッコリすると、戻っていく。


リビングに残された琢磨達は、テーブルの上に置かれた物を見て溜息をついた。
旅行初日の夜を、お菓子でも食べて楽しく過ごそうと思って、内緒で買っておいたのだ。
当然女の子達の好きそうな物が揃えてある。

「食べようか・・・」

静かな俊の言葉に琢磨と京一も頷いた。
それぞれ手を伸ばす。

広いリビングで男子高生3人が、テーブルに広げられたお菓子を静かに食べ始めた。
彼女とわいわい、きゃあきゃあと騒ぎながら食べることを想像していただけに、気持はどんどん落ち込んでいく。

「まっ、旅行は始まったばかりだし、これから盛り上がるさ!なっ?」

俊の無理矢理だしている元気な声に、京一は口の中にポテチをいっぱいに入れながら頷く。

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