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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
「明日の海に期待しようじゃないか!」
琢磨の言葉に俊と京一が頷く。
しかしその後は話が弾まない。ポリポリと食べる音だけがリビングに響いていた。
暫くすると、不意に静かなリビングに梨乃や沙紀たちの話し声が聞こえてきた。
3人が揃って顔を上げ目を合わせる。
楽しそうな声と笑い声。シャワーの流れる音まで聞こえる。
「えっ?どこから?なんで?」
京一の声を、琢磨と俊が唇に人差し指を当てて制した。
それは、バスルームがある方向からではなく、リビングの開いている窓から聞こえている。
瞬間的に状況が飲み込めた3人は、お菓子を口に入れたまま噛むのを止めて聞き耳を立てる。
バスルームの窓が開いていて、そこから声が漏れてリビングにいる京一達に聞こえているのだった。
「心愛凄~い、また胸が大きくなったんじゃないの?」
「そんなことないよ~カップは変わらないもん。それにこれ以上大きくなって欲しくないし」
うぶっ!
京一は思わず口の中のポテチを吹き出しそうになった。
梨乃と心愛の高い声は良く通る。
琢磨と俊は見つめ合ったまま、聞き耳を立てていた。
女の子の声は続く。
「羨ましいな~それって カップだよね?」
「うん、でも理想は カップ位なんだけどね」
3人の男子高生は歯ぎしりした。
シャワーの音が重なり、肝心の所が聞き取れなかった。
「そうかな?私はもうちょっとは欲しいなぁ。ね?ちょっと触らせて!どれどれ・・・」
「やだぁ!もう!梨乃!触らないで!」
「いいじゃない!京一君には触らせてるくせに!」
「まだ触らせてないもん!」
「え~!」
梨乃と沙紀の声が重なって響いた。
「それじゃ、まだキスどまり?」
シャワーの音が止まり沙紀の声も聞こえだした。
「・・・まだ・・・してないもん・・・」
「え~!」
再び梨乃と沙紀の声が重なって響いた。
琢磨と俊がニヤニヤしながら京一を見つめている。
京一は頭を抱えてうずくまった。
「え?だって付き合いだしたのって・・・6月?じゃなく5月だよね?」
「ありえないでしょ!それって心愛が拒んでるの?」
「そ、そんなこと・・・ないよ」
沙紀の質問を心愛は否定した。
琢磨と俊がふざけて京一にクッションを投げつける。
「それじゃ、この旅行がチャンスだね、心愛。頑張って」
「う、うん・・・」
沙紀の優しい言葉に心愛が答える。
琢磨の言葉に俊と京一が頷く。
しかしその後は話が弾まない。ポリポリと食べる音だけがリビングに響いていた。
暫くすると、不意に静かなリビングに梨乃や沙紀たちの話し声が聞こえてきた。
3人が揃って顔を上げ目を合わせる。
楽しそうな声と笑い声。シャワーの流れる音まで聞こえる。
「えっ?どこから?なんで?」
京一の声を、琢磨と俊が唇に人差し指を当てて制した。
それは、バスルームがある方向からではなく、リビングの開いている窓から聞こえている。
瞬間的に状況が飲み込めた3人は、お菓子を口に入れたまま噛むのを止めて聞き耳を立てる。
バスルームの窓が開いていて、そこから声が漏れてリビングにいる京一達に聞こえているのだった。
「心愛凄~い、また胸が大きくなったんじゃないの?」
「そんなことないよ~カップは変わらないもん。それにこれ以上大きくなって欲しくないし」
うぶっ!
京一は思わず口の中のポテチを吹き出しそうになった。
梨乃と心愛の高い声は良く通る。
琢磨と俊は見つめ合ったまま、聞き耳を立てていた。
女の子の声は続く。
「羨ましいな~それって カップだよね?」
「うん、でも理想は カップ位なんだけどね」
3人の男子高生は歯ぎしりした。
シャワーの音が重なり、肝心の所が聞き取れなかった。
「そうかな?私はもうちょっとは欲しいなぁ。ね?ちょっと触らせて!どれどれ・・・」
「やだぁ!もう!梨乃!触らないで!」
「いいじゃない!京一君には触らせてるくせに!」
「まだ触らせてないもん!」
「え~!」
梨乃と沙紀の声が重なって響いた。
「それじゃ、まだキスどまり?」
シャワーの音が止まり沙紀の声も聞こえだした。
「・・・まだ・・・してないもん・・・」
「え~!」
再び梨乃と沙紀の声が重なって響いた。
琢磨と俊がニヤニヤしながら京一を見つめている。
京一は頭を抱えてうずくまった。
「え?だって付き合いだしたのって・・・6月?じゃなく5月だよね?」
「ありえないでしょ!それって心愛が拒んでるの?」
「そ、そんなこと・・・ないよ」
沙紀の質問を心愛は否定した。
琢磨と俊がふざけて京一にクッションを投げつける。
「それじゃ、この旅行がチャンスだね、心愛。頑張って」
「う、うん・・・」
沙紀の優しい言葉に心愛が答える。