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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
京一だって梨乃や沙紀の水着をチラチラ見ていたから、お互い様・・・だよね・・・
そうなるように、派手な水着を3人共選んできたんだから。
この旅行で彼との仲を進展させたいし・・・
でも、どこまで行くんだろ、深くなってきたのに・・・
心愛は次第に不安になってきた。
海の深さは膝から太腿へ、そして腰まで波につかるまでに変わり、少し大きな波が来ると飲みこまれる気がしてドキドキしてしまう。
「この辺でいいんじゃない?」
明るく言ったつもりでも、京一は気が付いているようだった。
「そうだね、でも大丈夫だよ。しっかりつかまって・・・」
笑顔を見せると、グッと心愛の手を引いて自分に引き寄せた。
2人の手の長さ分あった距離が一気に肩幅くらいに縮まり、心愛は息を呑んだ。
ち、近いよ!な、なんで・・・いつもより大胆なの!・・・水着のせい?
まともに彼の顔を見られなくて視線を下げる。しかも引き波に押されて前のめりになってしまう。
京一の身体にぶつかる前に両肩を彼につかまれて止まったが、更に近くなってしまい顔を上げられない。
ど、どうしよう、どうしよう・・・
焦っている心愛と比べて、京一はまだ冷静な下心を保っていた。
咄嗟に両手で華奢な肩を捕まえて、その壊れそうな柔らかさを手に感じて驚いたが、キス、の二文字が頭に浮かんだ。
チャ、チャンス・・・だよな・・・
今まで何回も想像してきたキスシーンが一瞬のうちに京一の脳裏に浮かびあがり、身体が動く。
名前を呼んで、右手で心愛の顔を上げて、顔を傾けて・・・
「心愛・・・」
えっ?・・・こ、これって・・・
敏感に空気を感じ取っても心愛は自分がどうしていいか分からず、ただ京一の手の動きに従った。
「あっ あれ? うわっ!!」
「きゃっ!」
周りが全く見えていなかった京一は、後ろから来た波に簡単に押し倒され、更に心愛に覆いかぶさっていく。
2人で同時に悲鳴を上げると、たちまち波に飲み込まれていった。
元々そんなに深くは無い場所でも慌てていれば、脚を突くこともままならない。
京一はそれでも心愛を捕まえて離さなかったが、2人で波の下に潜りそして同時に海面に顔を出した。
そうなるように、派手な水着を3人共選んできたんだから。
この旅行で彼との仲を進展させたいし・・・
でも、どこまで行くんだろ、深くなってきたのに・・・
心愛は次第に不安になってきた。
海の深さは膝から太腿へ、そして腰まで波につかるまでに変わり、少し大きな波が来ると飲みこまれる気がしてドキドキしてしまう。
「この辺でいいんじゃない?」
明るく言ったつもりでも、京一は気が付いているようだった。
「そうだね、でも大丈夫だよ。しっかりつかまって・・・」
笑顔を見せると、グッと心愛の手を引いて自分に引き寄せた。
2人の手の長さ分あった距離が一気に肩幅くらいに縮まり、心愛は息を呑んだ。
ち、近いよ!な、なんで・・・いつもより大胆なの!・・・水着のせい?
まともに彼の顔を見られなくて視線を下げる。しかも引き波に押されて前のめりになってしまう。
京一の身体にぶつかる前に両肩を彼につかまれて止まったが、更に近くなってしまい顔を上げられない。
ど、どうしよう、どうしよう・・・
焦っている心愛と比べて、京一はまだ冷静な下心を保っていた。
咄嗟に両手で華奢な肩を捕まえて、その壊れそうな柔らかさを手に感じて驚いたが、キス、の二文字が頭に浮かんだ。
チャ、チャンス・・・だよな・・・
今まで何回も想像してきたキスシーンが一瞬のうちに京一の脳裏に浮かびあがり、身体が動く。
名前を呼んで、右手で心愛の顔を上げて、顔を傾けて・・・
「心愛・・・」
えっ?・・・こ、これって・・・
敏感に空気を感じ取っても心愛は自分がどうしていいか分からず、ただ京一の手の動きに従った。
「あっ あれ? うわっ!!」
「きゃっ!」
周りが全く見えていなかった京一は、後ろから来た波に簡単に押し倒され、更に心愛に覆いかぶさっていく。
2人で同時に悲鳴を上げると、たちまち波に飲み込まれていった。
元々そんなに深くは無い場所でも慌てていれば、脚を突くこともままならない。
京一はそれでも心愛を捕まえて離さなかったが、2人で波の下に潜りそして同時に海面に顔を出した。