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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
旅行 3日目♪

今日はカップル別に、それぞれ好きな場所でデートしようと言うことになっていた。
6人で一緒に行動するだけではなく、せっかく旅行に来ているのだから2人っきりで遊びたい、そんな女の子達の希望で決まったことだ。
沙紀と俊、梨乃と琢磨はとっくに出かけていて、それぞれ映画やショッピングに行くらしい。別荘に残っているのは心愛と京一の二人だけだった。

2階に上がった京一は、逸る気持ちを押えて部屋のドアをノックした。
心愛しかいないのだから、女の子達の部屋へ行ってもいいだろう・・・そう思ったし、支度が少し遅いな、という気持ちもあった。
ノックの音にすぐに中から心愛の返事があった。

「はぁい!」
「心愛、早く出かけようよ」
そう言いながらドアを開けた京一の目に、ブラとショーツを付けただけで立ち尽くしている、心愛のランジェリー姿が飛び込んできた。

2人の一瞬の沈黙の後、心愛の声が響く。

「キャッ!イヤッ!!」
「ご、ごめん!」

持っていたワンピースで身体の前を隠し、すぐにしゃがみ込んだ心愛を目の隅に捕らえながら、京一は慌ててドアを閉める。
心愛が怒鳴った。

「やだ!もう、どうしてドアを開けるの!信じられない!」

やばい!怒ってる!・・・心愛の口調に京一は心臓をドキドキさせながら話した。

「で、でも返事したから開けていいかと思って!」
「返事なんかしてないもん!」

いや、はぁい、って言っただろう・・・
京一はドキドキも収まってきて、冷静に言った。

「ノックの後に返事があったから開けちゃったんだよ。でもごめん、悪かった」
「あっ・・・」

短い声が聞こえた。
心愛はそのつもりが無かったとしても、返事をしたことには気が付いたらしい。
しかしその後は、部屋の中から彼女の声が聞こえなくなった。

「俺が悪かった、ごめん。下で待ってるよ」
京一は心愛がまだ怒っていると思い、時間を置こうとして1階で待つことにした。
肩を落とし、ドアに背を向けて歩き出そうとする。
しかし、その時不意にドアが開いて心愛がひょっこり顔を覗かせた。

少し頬を染め、ばつの悪そうな顔をしている。
京一は、こんなときでもそんな心愛を見て可愛いな、と思ってしまう。

「京一・・・待って。もう着替えたから、入っていいよ・・・」
心愛はそう言ってドアを開け、京一を部屋へ通した。
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