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第12章 イチャラブ　編　１－１

「う、うん。ありがと・・・」
何となく照れくさい雰囲気が２人の間に広がっていて、部屋に入ってもぎこちなく笑いあってしまう。

「そのワンピース、可愛いね。よく似合ってるよ」
それでも、京一の言葉に心愛は目を細めて笑い、雰囲気がゆるんだ。
今日の心愛はノースリーブの花柄のミニワンピを着ていて、髪をポニーテールにしている。
夏の女の子の定番ともいえるファッションを見て、京一は素直な気持を言った。

「うん、本当によく似合うよ。夏だーって感じでいいよね」
「ありがと・・・京一もそのアロハ、かっこいいよ」

お互いに褒め合い、照れる。他の人から見たらいい加減にしろ、と突っ込みたくなる事でも、２人には楽しさ以外の何物でもない。
しかし京一は心の中では目のやり場に困ってもいた。
心愛の着ているミニワンピは、彼女の身体のラインをハッキリと表現していたからだ。

それに、たった今見てしまった心愛のランジェリー姿。
上下とも白で、心愛のイメージにピッタリあっている気がしたが、ショーツはかなりハイレグで、もしかしたらＴバックかもしれなかった。

そして昨日の海で遊んだ時の心愛のビキニ姿が蘇ってくる。
３人の女の子達は全員ビキニを着て、男子たちを挑発しているのかと思うような場面もあったが、中でも心愛の身体は想像していた以上のグラマラスなプロポーションだった。

女の子達がトイレに行っている間に、俊や琢磨が言っていた事を思い出す。
「心愛ちゃんってやっぱり巨乳ちゃんだったんだな。あれは絶対Ｄカップはあるぜ」
「いや俺はＥカップだと思うな」

「京一？実際は何カップなの？」
「し、しらないよ、知ってるわけないだろ」

「だよな～。だってまだ手しか繋いだことがないんだからな！」
「なんだよ～つまんないな・・・」


「京一？・・・京一？・・・ねえ？、聞いてるの？」
しまった！話を聞いていなかった・・・
焦った京一は適当に相槌を打った。

「え？あっああ、いいと思うよ、うん」
「えへへ、そうでしょ？私もこの帽子、可愛いから好きなんだ」

気が付けば心愛は鏡の前で帽子をかぶったり外したりしながらご満悦だった。

ホッと胸をなでおろした京一の眼には、華奢な肩幅、括れたウェスト、そして女の子らしい優しく魅力的な膨らみをしているお尻が飛び込んできていた。