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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

心愛は言葉には出さ無い代わりに、更に強く身体を密着させてくる京一に抵抗せず、自分からも胸の膨らみを押し付ける様になっても気にせず、彼の胸にしがみ付いていった。
京一の言葉と抱きしめられたことで夢み心地になっていた、そんな心愛は不意に現実に引き戻された。
京一が抱きしめていた手で心愛の肩を少し押して、2人の身体を離す動きをしたからだった。
2人の間に空間が出来て、急激に寂しさが込み上げてくる。
えっ?どうしてやめちゃうの・・・やだ!もっと抱きしめて!・・・
そう思っても言葉には出せず俯いてしまう心愛。
しかし、その顔を京一は優しく上に向かせた。
これって!・・・えっ・・・キス!?・・・
京一が顔を近づけて来るのをチラと確認できた心愛はそっと目を閉じた。
心臓が痛いほど高鳴りだした。
息をしないで待つ時間が永遠に続くような気がしている中、京一の顔をすぐ近くに感じた。
好き・・・
そう心で言った心愛の耳に、騒々しい足音と聞きなれた声が聞こえてきた。
「だって忘れちゃったものはしょうがないじゃない!携帯が無いと落ち着かないんだもん!」
「映画を見る間位、無くてもいいじゃないか!」
「いや!持ってないといやなの!まだ映画には間に合うからいいでしょ?」
「それは、そうだけど・・・」
咄嗟に目を開けた心愛は京一と顔を見合わせた。
何が起きているのか瞬時に把握できず、2人とも抱き合ったまま固まってしまう。
ドタドタと足音を立て、大声で言い争いながら階段を上って来ていることに気が付き、ようやく2人は我に返った。
「梨乃!」「琢磨!」同時に叫んだ2人はあたふたと、し始める。
「も、戻ってきたのか!」
「うそ!ね、どうしよう、どうしよう!、はずかしいよ、ね、どうしよう!」
梨乃と琢磨の足音が、2階まで上がってきたことを教えてくれている。
この部屋に向かっている事は明らかだった。
心愛と京一が女の子の部屋に2人で居たら、梨乃と琢磨にはすぐに事情が分かってしまうだろう。
心愛は恥ずかしさで顔を赤くしながら、軽くパニックになってしまい、どうしよう、と呟くだけで、京一のアロハを掴んでいるだけだった。
京一も焦っていたが、部屋にあるウォークインクローゼットが目に入ると、心愛を引きずるようにして2人で飛び込んだ。
扉を締めた一瞬の後、部屋のドアが勢いよく開けられた。
京一の言葉と抱きしめられたことで夢み心地になっていた、そんな心愛は不意に現実に引き戻された。
京一が抱きしめていた手で心愛の肩を少し押して、2人の身体を離す動きをしたからだった。
2人の間に空間が出来て、急激に寂しさが込み上げてくる。
えっ?どうしてやめちゃうの・・・やだ!もっと抱きしめて!・・・
そう思っても言葉には出せず俯いてしまう心愛。
しかし、その顔を京一は優しく上に向かせた。
これって!・・・えっ・・・キス!?・・・
京一が顔を近づけて来るのをチラと確認できた心愛はそっと目を閉じた。
心臓が痛いほど高鳴りだした。
息をしないで待つ時間が永遠に続くような気がしている中、京一の顔をすぐ近くに感じた。
好き・・・
そう心で言った心愛の耳に、騒々しい足音と聞きなれた声が聞こえてきた。
「だって忘れちゃったものはしょうがないじゃない!携帯が無いと落ち着かないんだもん!」
「映画を見る間位、無くてもいいじゃないか!」
「いや!持ってないといやなの!まだ映画には間に合うからいいでしょ?」
「それは、そうだけど・・・」
咄嗟に目を開けた心愛は京一と顔を見合わせた。
何が起きているのか瞬時に把握できず、2人とも抱き合ったまま固まってしまう。
ドタドタと足音を立て、大声で言い争いながら階段を上って来ていることに気が付き、ようやく2人は我に返った。
「梨乃!」「琢磨!」同時に叫んだ2人はあたふたと、し始める。
「も、戻ってきたのか!」
「うそ!ね、どうしよう、どうしよう!、はずかしいよ、ね、どうしよう!」
梨乃と琢磨の足音が、2階まで上がってきたことを教えてくれている。
この部屋に向かっている事は明らかだった。
心愛と京一が女の子の部屋に2人で居たら、梨乃と琢磨にはすぐに事情が分かってしまうだろう。
心愛は恥ずかしさで顔を赤くしながら、軽くパニックになってしまい、どうしよう、と呟くだけで、京一のアロハを掴んでいるだけだった。
京一も焦っていたが、部屋にあるウォークインクローゼットが目に入ると、心愛を引きずるようにして2人で飛び込んだ。
扉を締めた一瞬の後、部屋のドアが勢いよく開けられた。

