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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

「きゃっ あっ 触っちゃダメッ・・・そこは・・・」
梨乃の恥ずかしい声が聞こえてきて、心愛もつい視線を部屋の2人に向けてしまう。
もちろん本音では少し位は興味がある。
しかし友達だから・・・と考えると覗いては悪い気もする。
結局、どっちつかずの気持ちは、興味が勝ってしまった。
琢磨は梨乃が抵抗できにくいように、少し身体を持ち上げて抱きしめていることに、心愛は気が付いた。
琢磨に背中だけではなくミニスカートの上からお尻まで触られていても、爪先立ちで立っている彼女は倒れないように身体を彼に預けるしかない。
お尻を自由に触られていても、身体は逃げられなかった。
「感じすぎちゃう?」
「ばかぁ・・・んんっ んっ・・・」
琢磨のからかう様ないじわるな問いに梨乃も本気では怒っていない。
甘えたような声で応える。
心愛には、彼に左右のお尻を順に撫でまわされて、明らかに梨乃が気持ちよくなっているのが分かった。
見ている自分の顔が赤くなり、火照ってくるのを感じながらも目が離せなくなっていた。
「んっ んんっ・・・」
急に琢磨が梨乃の唇を奪った。
しかし梨乃に慌てる様子は無い。
落ち着いて琢磨の唇を受け止めている。
どうすれば気持ちいいか、2人の間で分かり合っているカップルのキスだった。
素敵・・・
心愛は純粋に2人のキスが素敵だと思った。
相手の事が好きだという気持ち、大切に思う気持ちがキスをしている2人からにじみ出ている気がした。
私も京一と・・・
まだキスの経験が無い心愛は京一とのファーストキスをデート中に何度も期待していたが、その都度はぐらかされたようになり、がっかりしてきた。
今度の旅行でしてもらえたらいいな・・・ううん、京一になら強引に奪われてもいいのに・・・
琢磨と梨乃がキスをしたまま器用に姿勢を低くして、遂には床に寝そべって抱き締め合い始めた。
キスが激しくなり、心愛と京一にもチュッ、チュパッと唇を吸い合う音や、舌が絡まる生々しい音が聞こえてくる。
琢磨の右手が梨乃の左胸の膨らみに乗せられたかと思うと、優しく揉み始めた。
えっ!やだ・・・見ている方が恥ずかしいよ・・・
俯いた心愛はその時やっと京一の様子に気が付いた。
正面から抱き合っているから、男の正直な反応が心愛のお腹にハッキリと伝わってきていた。

