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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第4章 凌辱編 1-1
しかも、18歳になり、少女から女性へ少しだけ変
化し始めている貴重な時期だ、と田中は思った。

キャピキャピした部分も残しつつ、思慮深い行動も
取ることが出来る頃。
秋になれば更に大人に近づいてしまう、その前に
それも夏休みの前に愛でるチャンスが訪れたのは
、嬉しい限りだった。

理事長の御自慢のデータベースにアクセスできる
田中は、英玲奈の万引きの一報を受けてから急い
で計画を立て、家族関係、美緒の進学に向けての
状況、妹との事、付き合っている彼との交際の進
捗度などを考慮して、姉の美緒を1人で落とすこ
とを決めたのだ。


玄関に着く前の廊下を歩いている田中を見つけ、
美緒の方から走り寄ってくる。
焦っているのが良く分かる仕草、そして服装だ
った。

そのままぶつかるのでは、と思う程近くまで来て
止まり、いきなり話そうとする。
しかし息が切れて言葉が出ない様だ。

ここへ来る時までにも走ってきたのだろう。
普段学園内で見かける時は綺麗に整えられている
ストレートの黒髪は乱れ、汗を浮かべている額や
頬に髪が張り付いている。
上気した顔でハアハアと喘ぐ様子に、色っぽさが
ほのかに香っていた

「落ち着きなさい、とにかくここじゃ話が出来な
いから、付いてきなさい」

そう告げると、返事を待たずに歩き出す。
美緒は、はい、とだけ返事をして付いてきた。
来た廊下をそのまま戻っていき、途中で校長室の
隣を通った。

完全防音の部屋になっている校長室から音は漏れな
い。
警備員と教頭が上手く進めていれば、英玲奈は今頃
万引きを反省しつつ、ランジェリーや身体に商品を
何も隠し持っていないことを、誠意をもって証明し
ているだろう。

それで警備員が納得すれば、通報は免れる。
英玲奈には、これで良かったのだと、言ってあげた
かった。
一回の万引きで将来を棒に振ることは無いのだ。
ただそのつけは、これから払っていくことになる。
それも、ここにいる姉の美緒と共に、だ。

英玲奈が校長室にいるとは知らずに、通り過ぎる
美緒は、いつの間にかシクシクと泣き出していた。

「心配しなくてもいい。悪いようにはしないから」

そう言って安心させると、少女を連れて行った部屋
は、職員が残業で遅くなった時に泊まることが出来
る部屋だった。





















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