この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第4章 凌辱編 1-1
・・・何となく違和感を感じた・・・

頭のいい子だ・・・少しは分かっていたのだろう
か、美緒の方から推薦枠のことを切り出してきた

(ひょっとしたら、これは話が早いかもしれない
、が足元は見られない様に、舐められない様にし
なければ・・・まさかとは思うが)

「私、嫌です。一生懸命頑張って、やっと貰えた
のにどうして妹の事で取り消されるんですか?」

「身内に犯罪者がいる生徒を、推薦するわけには
いかないんだ」

(こちらの言わせたいことを先回りして言って来
るのは、偶然か?)

「私どうしたらいいんですか?お願いします、
通報されない様にしてください。
両親にも迷惑はかけたくないんです。
知られたくありません。
推薦枠も取り消さないでください、お願いします」

涙は流しているが、万引きを認めたと話した時の
涙とは違う気がした。
今までに何千人と生徒を見てきた経験が、教えて
くれている。

しゃくり上げながらもじっと見つめて、目を逸ら
さない。まるで、こちらがどう出るか見極めよう
としているようだった。

のってみるか・・・

「どうしても、と言うなら手がない訳ではない、
でもそれは本来なら違法な事になるから、私とし
ても善意だけではね、動けないんだよ。
分かるかな?」

俯き、考えるそぶりをする美緒。
やがて、深呼吸を一つ大きくした後、ゆっくりと
顔を上げた。
涙が止まっている。

「それって・・・お お礼、のことですか・・・私
 お金でお礼なんてできません。でも・・・」

意外にも冷静な、しかし小さな声で話す。
そして、また俯くと、言った。

「どうしたら、いいんですか?」

素人がセリフを棒読みで読んだような言い方だった
ただ、その分妙な生々しさがある。
空調の音だけが部屋に響いていた。

俯いた顔に髪が掛かり表情が読めないが、緊張して
いる様子は良く分かった。
彼女がどんなつもりでここまで来たか、もう考えて
もしょうがないだろう。

こちらの手の平の上でのことには違いない、のだ。

/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ