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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第4章 凌辱編 1-1
急に立ち上がると、美緒はその音で肩をビクッと
震わせたが、顔を上げることは無かった。
後ろに回り両肩に手を置いて少し体重をかける。

「英玲奈の事は任せておきなさい。ご両親にも美緒
にも迷惑がかからない様にしてあげることが、私に
はできる。
でも、それは美緒がこれから2~3時間頑張れるか
どうかにかかっているよ。
さあ、あそこで待っていなさい」

肩を回して美緒の顔を向けさせたところには、職員
が泊まることが出来る八畳の洋室があった。

立ち上がってから暫くはその場にとどまっていたが
、背中を軽く押されるとゆっくりと歩き、一度も振
り向くこと無く入って行った。


見届けた後、メールのチェックをしておく。
警備員から1件来ている。

『校長の指示通りに進めています。英玲奈ちゃん、
大分従順になってきました。
でも、これからが仕上げです。
痛がるとは思いますが、最後に思いっきり堕として
おきます。
後で優しくしてあげてください』

着信時間を見て、いい進捗度だ、と安心してから洋
室に入った。


美緒は立ったままベッドを見つめていた。
部屋に入って来たことに気がついても、振り向きも
しなかった。

今日は日曜日、お出かけでもしていたのか、お洒落
な私服が制服とは違って新鮮だった。

襟付きの可愛いTシャツを綺麗な色をしたカットソ
ーのミニスカートにインさせて、素足にヒールの高
いサンダルを合わせている。
今の季節にピッタリの少し背伸びした、しかし可愛
いコーディネイトだった。



こんな状況になれば、言葉や遠慮は無用だ。
近づくと強引に振り向かせ抱きしめる。

イヤッ・・・

言葉通り手を胸の前に揃え、膨らみを守る仕草をし
てを顔を背ける。
肩と腰の後ろに手を回されていても、全体的に身体
を後ろに引き気味な抱かれ方だった。

こうして必ず最初に抱きしめるのは、女の子のいろ
いろな情報が得られるのと、こちらの経験値を分か
らせる為だった。

美緒の清潔で爽やかな香りと、掻いた汗とが混じり
合い、甘い体臭となって鼻をくすぐった。
もう少し女性らしさが加われば、その香りだけで男
を十分に硬くさせることができそうな、そんな香り
だった。








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