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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
沙紀が水の中で脚をバタバタと動かすことで、お尻の膨らみがクネクネと動く。手の平に伝わる感触が気持ちいい。膨らみ全体とお尻の割れ目までしっかりと指先を這わせていると、露出の多いビキニが更に捲れてTバック状態になってくるのが分かる。

俊、ダメッ・・・恥ずかしいから・・・
プールに入っているのに頬を薄く染め、掠れる様な声で抵抗している沙紀がよりセクシーに俊の目に映る。浮き輪から上に出ている部分は平静を装っていても、水の中では胸もお尻も触られて感じている状況が、より彼を興奮させる。

「明日、あのラブホに行くよ、それから・・・」
俊は耳元で囁くと、彼女の返事は待たずにビキニの乱れたブラを戻して胸を覆い、ビキニショーツの捲れを丁寧に直し、お尻の膨らみを隠した。

沙紀は、彼が触ることをやめて乱れた水着も元に戻してくれてホッとした。落ち着いた振りをして、静かに乱れた呼吸を整えようとする。しかし俊の言葉はあまり頭に入ってこない。

止めてくれたのは嬉しいけど・・・やだ、これって・・・
時々訪れる、オナニーをしたくてどうしようもない気持。
そんな時と身体の状態が似ている。
下腹部が疼いて手を伸ばしたくなる。胸の蕾も尖りが直らない。指先でクリクリと触りたくなる。

俊のバカ・・・好きなだけ触って途中で止められたら、女の子は辛いときだってあるんだから・・・
ゆっくりと深い溜息をついた。
私・・・身体が変化してる・・・旅行前と違う・・・セックスしたい、俊と・・・

俊はプールサイドやプール内を見回して、京一や琢磨のカップルがいないことに気が付いた。
どこへ行ったんだろ?・・・

ただでさえ暗がりが多いプールサイドが更に暗くなった。プール内も合わせて暗くなる。
花火が打ち上がる時間に合わせた演出のようだった。夜空と同じように暗い水面に花火が咲いていく。その場の誰もが夜空を見上げている中で、多くのカップル達が熱いキスを重ねていく。
俊と沙紀も唇を舐め合い、吸い合いながら舌を絡めていった。
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