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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
旅行 6日目♪♪♪
1週間の旅行も今日が6日目。
明日はそれぞれの日常生活に戻らなくてはいけないから、今日が旅行の最終日の様なものだった。
3組のカップルは別行動で、最後の思い出つくりに出掛けて行った。
京一は琢磨と俊に、午前中は一緒に行動しないかと持ちかけられていたが、それは断っていた。
頭の中が心愛との初体験の事でいっぱいで、遊びにさえ集中できないと正直に話した。
2人からは、あまり役に立ちそうもないアドバイスを沢山聞かされたが、落ち着いて位置を確認しておくこと、途中で痛いと言ってもやめない、その2点だけ忘れない様にしようと思った。
最後に琢磨から、2個持ったよな、と声をかけられて、お尻のポケットをポンポンと叩く。
冷やかされながら部屋を出て来た京一だった。
「ねえ?京一。どうしたの。口数が少ないね・・・」
「そ、そうかな?」
「うん、何か考え事してるみたい」
やっぱり、バレてるよな・・・京一は内心焦った。
別荘から一番近い、この辺りでは比較的大きな駅ビルから出てきた2人は、手を繋ぎながら、ゆっくりと歩いていた。
何をして遊ぶか、まだ考えていなかった京一の足取りは、どうしても遅くなってしまう。
昨日は結構大胆な行動が出来たのに、いざとなるといろいろ考えちゃうんだよな・・・
心の中で大きく溜息をついてしまった。
どのタイミングでラブホに誘ったらいいのか分からない、誘って断られたらどうしよう・・・そんな事ばかり考えてしまう。
「旅行・・・楽しかったね」
笑顔で語りかけてくる心愛を見て、京一もホッとして笑顔になる。
「でも、それも今日で終わりなんて、何か寂しいな・・・」
「うん、あっという間に終わったって感じがするよ」
「京一・・・」
心愛が、繋いでいる手を引いて立ち止った。
口元に微かに笑みを浮かべて優しく見つめている。
「あのね、」
話そうとした言葉を一旦止めて、軽く息を吐いた。
「あの・・・今日は京一の好きなことして過ごしていいよ。私何でも付き合うから」
「えっ?どうして・・・」
心愛は一度視線を下に外した後、また京一を見つめた。
「今までのデートって、いつも私に合わせてくれていたでしょ?だから、今日は京一の好きなようにしていいよ。私、何でも・・・何でも付き合うから・・・」
照れくさそうに笑いながら、両手で京一の左手を握りしめる。
1週間の旅行も今日が6日目。
明日はそれぞれの日常生活に戻らなくてはいけないから、今日が旅行の最終日の様なものだった。
3組のカップルは別行動で、最後の思い出つくりに出掛けて行った。
京一は琢磨と俊に、午前中は一緒に行動しないかと持ちかけられていたが、それは断っていた。
頭の中が心愛との初体験の事でいっぱいで、遊びにさえ集中できないと正直に話した。
2人からは、あまり役に立ちそうもないアドバイスを沢山聞かされたが、落ち着いて位置を確認しておくこと、途中で痛いと言ってもやめない、その2点だけ忘れない様にしようと思った。
最後に琢磨から、2個持ったよな、と声をかけられて、お尻のポケットをポンポンと叩く。
冷やかされながら部屋を出て来た京一だった。
「ねえ?京一。どうしたの。口数が少ないね・・・」
「そ、そうかな?」
「うん、何か考え事してるみたい」
やっぱり、バレてるよな・・・京一は内心焦った。
別荘から一番近い、この辺りでは比較的大きな駅ビルから出てきた2人は、手を繋ぎながら、ゆっくりと歩いていた。
何をして遊ぶか、まだ考えていなかった京一の足取りは、どうしても遅くなってしまう。
昨日は結構大胆な行動が出来たのに、いざとなるといろいろ考えちゃうんだよな・・・
心の中で大きく溜息をついてしまった。
どのタイミングでラブホに誘ったらいいのか分からない、誘って断られたらどうしよう・・・そんな事ばかり考えてしまう。
「旅行・・・楽しかったね」
笑顔で語りかけてくる心愛を見て、京一もホッとして笑顔になる。
「でも、それも今日で終わりなんて、何か寂しいな・・・」
「うん、あっという間に終わったって感じがするよ」
「京一・・・」
心愛が、繋いでいる手を引いて立ち止った。
口元に微かに笑みを浮かべて優しく見つめている。
「あのね、」
話そうとした言葉を一旦止めて、軽く息を吐いた。
「あの・・・今日は京一の好きなことして過ごしていいよ。私何でも付き合うから」
「えっ?どうして・・・」
心愛は一度視線を下に外した後、また京一を見つめた。
「今までのデートって、いつも私に合わせてくれていたでしょ?だから、今日は京一の好きなようにしていいよ。私、何でも・・・何でも付き合うから・・・」
照れくさそうに笑いながら、両手で京一の左手を握りしめる。