この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
メンバー全員に名前のコールをしてくれる今日のお客さん達。本当に嬉しかった。ありがとうございます、と1人1人に頭を下げたかった。

「それでは2曲目にいきますね!曲紹介は、この曲でセンターの舞風(まふ)ちゃん!おねがいします!」
元気よく返事をした私はセンターの位置に立った。4人のメンバーも位置に着いたのを確認してから曲紹介をした。
「・・・って曲はとってもセクシーでダンサブルな曲だから、皆さんダンスにも注目してくださいね!」
ヒューとひやかす様な声と共に、ネットリといやらしい視線が自分に集中してくるのが分かる。
胸元や太腿がムズムズする様な熱い視線を感じながら、自分に言い聞かせる。

センターで歌って踊るんだから、絶対一番目立って見せる!・・・

練習の時よりもハイテンションになって、気合が入ってくる。
最初からセクシーなメロディで始まり、また、おお!と低い声が響く。
後ろ向きのポーズからゆっくり振り返り、髪をかき上げ、誘うような仕草をする。
脚を開いて腰を回す。お尻を突き出して親指の爪を噛む。
ステージの照明も妖しい色に変わり、私はパンチラやブラチラなど気にすることなく踊りにのめり込んでいった。

曲が終わると最初の曲よりも拍手をもらうことができた。
舞風ちゃ~んと声がかかる中、汗だくで大きく息をしながらお辞儀をすると、胸の膨らみにも汗をいっぱいかいているのに気が付いた。
目ざとく見つけたお客さんからも、谷間セクシーと声がかかる。
それを笑顔でやり過ごし、リーダーがすぐに次の曲を紹介する。

沢山練習をしても、ライブハウスを借りられる時間は僅かだった。
予算が限られている。その中で、一曲でも多く見てもらって、これからも私達を応援してもらえるようにしないといけない。
それに歌や踊りだけ見てもらうわけにはいかなかった。
その後の、グループのグッズの物販とチェキ会で資金を集めるのが大切な事だったから。

汗だくで息を切らしながらも、全力で予定の曲を全て歌い終えた私達は、その疲れを取る時間もなく客席に声をかける。
「今から20分間、メンバーの魅力が一杯に詰まったグッズを販売しまーす!」
リーダーの夏妃に合わせてメンバー全員で購入をお願いする。ステージの上からでも1人1人、目を見てお願いしますと頭を下げた。視線が胸元しか見ていない、と分かっていても何度も下げ続ける。
/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ