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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
そんな夏妃さんを見て、私も涙がこぼれてしまいました。
頑張ってこられたのも、こうして応援してくれる人達がいるからです。
「もし・・・もしも、5回のライブの内に1回でも100人集まらなかったら、私達のグルーブは解散する決まりになっていました・・・」
静かだったライブハウス内が、夏妃さんの話でざわめき始めました。
マジか・・・そんな驚いた声が聞こえてきます。
「でもこうして皆さんが応援に来てくださったおかげで私達は・・・アイドルを・・・続けることが、でき・・・でき・・・」
また涙を流しながらでも話し続ける夏妃さんを見て、メンバーも俯かずに前を向いています。
「・・・できるようなりました!ありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
涙声の挨拶でも、静かな温かい拍手と声援を返してくれます。嬉しくて涙が止まりません。
隣で顔を覆って泣き出してしまった涼奈ちゃんと抱き合ってしまいます。
「こんな私達が、私達と同じような立場のアイドルを集めて開かれるコンテストに参加できるのも、皆さんの応援が有るからです」
いきなりのコンテスト参加のお知らせに、お客さん達も何のことか分からないようでした。
泣きながらも笑顔が戻った夏妃さんが説明を続けます。
「ライブハウスやストリート、それに地方のショッピングセンター等で地道に活動を続けているアイドルグループにもチャンスを与えようという目的で開催されるコンテストです。
今から1か月後に会場は・・・でおこなわれます。詳しくはファータフィオーレのHPをみてくださいね。それから・・・」
夏妃さんの横に愛美さんが立ちました。
「愛美ちゃんからもう一つお知らせがあります」
大丈夫?とマイクを通さず夏妃さんに声を掛けられて、愛美さんは涙を手で拭いながら笑顔で頷きます。あいみん!と声もかかります。
「応援して下さる皆さんともっともっと繋がっていたくて、ファンクラブを作る事になりました!」
おおっと低い声が響き、お客さんたちがザワザワとし始めます。
「詳しくはHPを見てね。宜しくお願いします」
下に伸ばした腕の、手の平を合わせてお辞儀をした愛美さん。その胸元にお客さんの視線が集中します。
二の腕で外側から挟み込まれた膨らみがギュッと中央に寄せられて、ポロリとはみ出てしまいそうです。
おっ~と低く長い声を十分に聞いてから、愛美さんは笑顔を見せます。
頑張ってこられたのも、こうして応援してくれる人達がいるからです。
「もし・・・もしも、5回のライブの内に1回でも100人集まらなかったら、私達のグルーブは解散する決まりになっていました・・・」
静かだったライブハウス内が、夏妃さんの話でざわめき始めました。
マジか・・・そんな驚いた声が聞こえてきます。
「でもこうして皆さんが応援に来てくださったおかげで私達は・・・アイドルを・・・続けることが、でき・・・でき・・・」
また涙を流しながらでも話し続ける夏妃さんを見て、メンバーも俯かずに前を向いています。
「・・・できるようなりました!ありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
涙声の挨拶でも、静かな温かい拍手と声援を返してくれます。嬉しくて涙が止まりません。
隣で顔を覆って泣き出してしまった涼奈ちゃんと抱き合ってしまいます。
「こんな私達が、私達と同じような立場のアイドルを集めて開かれるコンテストに参加できるのも、皆さんの応援が有るからです」
いきなりのコンテスト参加のお知らせに、お客さん達も何のことか分からないようでした。
泣きながらも笑顔が戻った夏妃さんが説明を続けます。
「ライブハウスやストリート、それに地方のショッピングセンター等で地道に活動を続けているアイドルグループにもチャンスを与えようという目的で開催されるコンテストです。
今から1か月後に会場は・・・でおこなわれます。詳しくはファータフィオーレのHPをみてくださいね。それから・・・」
夏妃さんの横に愛美さんが立ちました。
「愛美ちゃんからもう一つお知らせがあります」
大丈夫?とマイクを通さず夏妃さんに声を掛けられて、愛美さんは涙を手で拭いながら笑顔で頷きます。あいみん!と声もかかります。
「応援して下さる皆さんともっともっと繋がっていたくて、ファンクラブを作る事になりました!」
おおっと低い声が響き、お客さんたちがザワザワとし始めます。
「詳しくはHPを見てね。宜しくお願いします」
下に伸ばした腕の、手の平を合わせてお辞儀をした愛美さん。その胸元にお客さんの視線が集中します。
二の腕で外側から挟み込まれた膨らみがギュッと中央に寄せられて、ポロリとはみ出てしまいそうです。
おっ~と低く長い声を十分に聞いてから、愛美さんは笑顔を見せます。