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第4章 凌辱編　１－１

身体には力が入っているが、言葉でも抵抗する気
配はなかった。

ショーツ越しに指だけで、強制的に気持ちよさを
与えてきた相手が肩を抱いて来れば、何をされる
かは見当がついたのだろう。
そして、自分が抵抗をしていいのかの立場も分か
っていて、いや　抵抗する気も起きない程、分か
らせられているから、素直に身体を預けてきた。

髪を撫で、頬を撫で、そのまま胸まで手を伸ばし
た。
全体的に膨らみを持ち始めた胸は、これからより
立体的に魅力的な形になっていくのだろう。
姉の美緒の膨らみを思い出し、思わず手に力が入
ってしまった。

んんっ・・・

少し顔をしかめて呻いた英玲奈の耳元で囁く。

「怖い思いをしたかもしれないけれど、君を犯罪
者にしないために私も含めて頑張っていくからね
だから英玲奈、君も恩返しのつもりで頑張るんだ
、いいね。
それが、お姉さんの推薦取り消しを免れることに
もなっていくからね、分かるね？」

胸を揉みながら、そこまで言ったとき、廊下に人
の気配がした。
小さな声で呟く。

「私に抱き着いて、キスをしなさい」

ゆっくりとした動きで、首筋に細い両腕を回して
くる英玲奈。
薄目を開けて見つめながら顔を近づけてきて、そ
っと唇を触れさせてきた。

校長室の扉はわざと開けてある。
その隙間からは口を両手で押さえ、目を丸くして
見つめている美緒の顔が見えた。