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第4章 凌辱編　１－１

そうとは知らない英玲奈は、いつまでも唇を触れさ
せている。
それ以上自分から押し付けることは無く、唇を挟み
に来ることもない。
ましてや、舌を入れてくることなどあり得ない気配
だった。

姉の美緒に比べれば、薄目の唇で冷たい感触がする
ほんの少し、震える様に動いている。

美緒の姿が見えなくなってから、英玲奈の後頭部に
手を当てると、こちらから貪る様にキスをしていっ
た。

上唇、下唇を順に挟み、次いで吸い、舐めまわす。
開いた唇の中に舌を挿しこみ、口の中全部を舐めつ
くした。

「うっ　ううっ！　うふっ！　んんっ　んっ
はぁっ　うぐっ　ううっ・・・」

舌を吸い込み、口から無理矢理引き出すと、
手を突っ張りささやかな抵抗を見せるが、胸を揉む
仕草を加えると、とたんに抵抗が収まり身体をピク
ピクして大人しくなった。

いい具合に育ちそうだ・・・

そう感じたところで、舌を開放してあげる。

はぁはぁと喘いでいる英玲奈を、連れて宿直室へ行
き美緒と合わせた。

美緒には、相変わらず冷たい目で見られてしまった
が、美緒と英玲奈の２人にも言葉は無かった。
それどころか目さえ合わそうとはしない。