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女子大生 水野果歩
第65章 女子大生 水野果歩(65)
ガチャ・・・
果歩 「ふぅ・・・なんか久しぶりに帰ってきた感じがする・・・。」
自分のアパートの部屋に入り電気を点けた果歩は、ベッドに寝転がり、お気に入りのプーさんの縫いぐるみを抱いて天井を見つめた。
時計はもう23時を回っている。
今日は結局、昼から夜までずっと富田と交わっていた。
その甘く蕩けるような時間を思い出すだけで果歩の身体は熱くなる。
何も考えず、ただ快感の流れと富田のリードに身をまかせた。
何度も快感の絶頂に導かれ、何度も富田の熱い精液を身体や顔に浴びた。
果歩は昨日と今日で、冨田に性行為の概念を覆された気分だった。
今まで果歩が知っていたSEXとはまるで違う。
キスから何まで、彼氏とは全てが段違いの快感を果歩に与えた。
そして冨田の男らしい身体と、逞しいペニス。
彼氏のソレとはまったく違う・・・富田の性器はまさに『男根』だった。
硬くて太い、大きな冨田の男根と、冨田の巧みな性技に、果歩は今まで知らなかった快楽の世界へ連れて行かれた。
あの一見グロテスクな赤黒い肉棒の姿を思い出すだけで、果歩の股間は疼く。
果歩 「・・・・・・はぁ・・・・。」
果歩は信じられなかった。
自分が人前であんな乱れた姿を晒してしまうなんて。
しかも、性交をした相手は彼氏でもない男性だ。
・・・浮気・・・
彼氏との関係に亀裂が走っている今でも、これはきっと浮気なんだと、果歩は思った。
お酒には酔っていた、しかし自分ははっきりと冨田を求めていた。
彼氏に裏切られたショックと寂しさを一瞬でも忘れたかった。
でも・・・
心を落ち着かせた今になって、果歩の心に罪悪感という気持ちが芽生える。
自分がこんな事をしてしまうなんて思わなかった。
自分が浮気なんて・・・
・・・友哉・・・
ベッドから立ち上がり、パソコンを立ち上げる果歩。
ピッ・・・ブーーン・・・・
カチ・・・カチ・・・・
しかし、メールの受信箱にまだ友哉からのメールは入っていなかった・・・。