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女子大生 水野果歩
第67章 女子大生 水野果歩(67)



ガタン・・・ガタン・・・・

顔を上げ、動き出した電車の窓から、果歩はじっと外の景色を眺めていた。

その表情は、不満や不安、悲しさの入り混じったなんとも寂しげな表情だった。


昨夜は、バイブレーターを使ったオナニーで3回も絶頂に達した果歩。

それなのにスッキリするどころか、先週感じていたあのムラムラ感が再び果歩の身体に溜まり始めていたのだ。

絶頂に達したのに、なにか物足りなく感じてもう一度バイブレーターで秘壺を刺激した。

そして2度目の絶頂に達した果歩。

しかし、それでも果歩の気持ちは晴れなかった。

それは夢中になってバイブレーターを激しく動かして達した3度目の絶頂の後も同様だった。

自分で慰めれば慰めるほど、絶頂に達しれば達するほど溜まっていくあのムラムラ感とムズムズ感。


そこで果歩は気付いたのだ、自分の手やバイブレーターではあの快感は味わうことができないと。

あの全身が蕩けてしまうような快感。

頭が真っ白になって、全てを忘れることのできる快楽の世界には果歩ひとりでは行けないのだ。

果歩は思い知らされた、自分の身体は、あの一晩で本当のSEXというものを冨田に刻み込まれてしまったのだと。


座席に座って窓の外を見つめる女の子。

その可愛らしい容姿に、思わず目を奪われる男性乗客は少なくなかった。

しかし、その中の誰もが気付いていないだろう、この可愛らしい女の子の頭の中がSEXの事でいっぱいになっている事には・・・。

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